企業側も学生に対して、企業研究がしっかりとできているかどうかよりも、新人だからこそのやる気を求めていたので、その回答で問題ありませんでした。
が、中途採用ではそうはいきません。
企業の人事担当者が語ってくれた、不採用の理由をあげると「なぜうちを受けたのか、はっきりしなかったから」「うちのホームベージ、見てこなかったみたいですよ」など。
社会人だからこそ、自分の意志でどれだけ真剣に受けにきたのかが問われます。
人事もその人のために時間をとっているわけですし…。
まず、面接に備えて準備しなくてはならないことは、企業研究です。
ほとんどの会社はホームベージを持っていますし、企業名でインターネット検索すれば、いくつかの情報は得られるはず。
きちんと会社の概要を理解したうえで面接に臨むのは企業に対しての礼儀でもあります。
ただ、あなたが受ける理由が、その会社の扱っている商品に興味があるわけではなく、仕事内容ってこともよくあること。
それを無理して会社の商品に興味がある、とか、成長企業である、などを重点的に話さなくてもよいと思います。
会社の方針等、ソフトな面での興味だってOKです。
会社の理念や社員の声など、ホームベージで確認できますから、情報を得るためにも確認は必要です。
さらに面接に訪れたときに受けたよい印象も付け加えると効果的です。
「御社の雰囲気にもいっそう惹かれました」といったふうに。
そして、もっとも心がけておいたほうがよいのは、面接のとき、「受けてみてよかったら考えよう」という中途半端な気持ちで臨まないこと。
相手に迷いが伝わってしまいます。
面接を受けた後に「思ったよりいい会社だった」と自分自身の意向が強くなっても、時すでに遅し…です。
最終面接から内定の結果を出すまでの時聞がかかっているところはリファレンス(身元保証)を取っている可能性があります。
特に金融機関や経理部門での採用では、信用調査であるリファレンスを取る会社が多いようです。
最終面接で口頭内定をいただいたのに、最終的な結論がなかなか出ないなんてことがあったらリファレンスを取っているのかもしれません。
本当に信用できる人聞かどうか、お金を扱う部署などでは特に未然にトラブルを防ぐため、今までの履歴を調べるのです。
調べる方法としては、以前在籍していた会社に問い合わせたり、場合によってはお住まいの隣人や管理人に聞いたりします。
そして、調査の中で、「サラ金からよく催促の電話があった」「やめるとき、人間関係で激しいトラブルを起こした」「会社のお金を持ち出している」などがあがった場合、残念ながら不採用、という結果に。
金融関係以外でも、ちょっとした社員の不祥事が、会社全体の不利益になる時代です。
本当は個人的な問題でも、大きなニュースになってしまうことも少なくありません。
そんなことになる前に徹底的に調べておこうというわけ。
会社によっては、慎重すぎるぐらい慎重になることだって、あって当然です。
会社としても人を1人選んで採用するのですから、入社してから問題を起こされたり、入社前の不祥事が発覚したり、トラブルになったり、では大きな損失なんでしょう。
リファレンスを取られることを防ぐ方法はありません。
前の会社を辞めるときも、飛ぶ烏あとを濁さず、ぐらいの気持ちで、問題を最小限に整理してやめるのが鉄則です。
面接でよくある質問と答え方対策よく聞かれる質問をいくつかあげてみました。
何を聞かれても大丈夫なように、対策を考えておいたほうがよいでしょう。
Oあなたの長所・短所を教えてください。
長所は問題ないですが、短所はあまり正直に答えすぎないでください。
もし答えるとしたら、それが長所とも取れるような内容がよさそうです。
たとえば、「長所は協調性があり、誰とでもうまくやりとりできることです。
短所は、長所である誰とでもうまくやれる、ということに重なってしまうかもしれないのですが、調整をとろうとしすぎて、自分の意見を殺してしまうことがあります」なんて答え方がいいかもしれません。
簡単に今まであった体験談をおりまぜてお話してもよいでしょう。
Oあなたの趣味はなんですか?面接官が場を和ませようとして聞かれることがあります。
このとき、「ピアノです」と一言で終わってしまうと、相手もせっかくあなたの緊張をほぐそうと思つての質問なのに、キャッチボールにならず、かえって話が弾まなくなってしまいます。
内容は積極的に自分から話したほうがよいでしょう。
「子供の頃から習っていて、ピアノ歴としては10年くらいになります。
趣味が高じて、学生のときは、近所の子供に教えていました」なんて感じで。
趣味の数も2〜3個言っておいたほうが、共通の話題がより広がって盛り上がりやすいです。
O何か質問はありませんか?最後に必ず聞かれるのが、この言葉。
何を聞いたらいいか、結構困る方いらっしゃるようです。
「もういろいろと話してもらったし、これ以上聞くこと、ないんだけど…。
さて困った」なんて感じでしょうか。
でも、このとき何か聞いたほうが、興味がある、というアピールになりますので、質問を搾り出してください。
たとえば、社内の雰囲気、女性の平均年齢、部内の構成、今回の募集背景、ほかにも候補の方がいるのかなど、意欲的な質問がいいと思います。
有給休暇、残業、長期休暇、育児休暇など、休むことをイメージさせるような質問はやめておきましょう。
そして、最後に「いろいろお伺いしまして、御社について一層奥味が湧きました。
採用されましたら、がんばらせていただきますので、よろしくお願いいたします」とアピールしでもいいですね。
会社を辞めた理由をどこまで正直に言っていいの?本当の理由を言ってもいいものかどうか。
私のカウンセリングでは、本当の理由を教えていただいてから対策を立てるようにしています。
すべてが前向きな理由、ひたすら次のキャリアを考えて、とおっしゃる方は1割程度。
そういう方は、必ず「いい会社があれば、と思っていて。
急いでないですから」とおっしゃいます。
転職したい理由はひとつではありません。
ちょうどいろいろなことが重なって、転職を決めることって多いと思います。
では、「なぜ今の会社を辞めたいのですか?」という質問に対し、どこまでどう答えたらいいのでしょうか。
私はカウンセリングのとき、まず、転職の理由をすべて教えていただくようにしています。
そのうえで、実際の面接において言ったほうがいいこと、言わないほうがいいこと、そして、状況によって言ったほうがいいこと、などに分けてみます。
会社を辞める理由は意外にも面接時のアピールになるもの。
よく対策を立てておいたほうがよいのです。
たとえば「キャリアアップのためです」という答えは、前向きにもとられないし、後ろ向きにもといわゆる中途半端。
面接官も突っ込みようがない、といった感じ。
であれば、どんな答えがいいんでしょうか。
まず、端的すぎるのもよくないのですが、長すぎるのはさらにNG。
たとえ前向きな理由でも、むしろ言い訳がましく聞こえるからです。
「その理由、ほんとなの?」と訝しがられられない、それから、人間しゃべればしゃべるほど、突っ込まれることが増えるばかり。
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